日向坂46の影山優佳さんが選ぶ"イチ推し"Jリーガーベストイレブンに注目【写真:©Seed & Flower LLC】

写真拡大 (全2枚)

【インタビュー第2回】ベテランGK菅野、新人DF星キョーワァンなど多彩な顔ぶれ

 人気アイドルグループ日向坂46の影山優佳さんは、今年5月の活動再開とともに、公式ブログでJリーグ全56クラブを紹介する「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」をスタートさせた。

 5歳の頃から小学6年まで男子の中に交ざって地元のサッカークラブでプレー。サッカー4級審判員の資格を持ち、試合観戦ではスタンド上段席からピッチ全体を俯瞰して見る戦術クラスタの一面も持つ影山さんに、2020年の「イチ推し!」Jリーガーでチームを組んでもらった。

「昨日寝ずに考えました(笑)」
「システムは4-4-2で、中盤はひし形をイメージしています!」

 影山さんが”推す”こだわりの11人、試合観戦の際にぜひご覧頂きたい。

   ◇   ◇   ◇

■GK:菅野孝憲(北海道コンサドーレ札幌/36歳/179cm・75kg/プロ18年目)

「身長はGKとして小柄かもしれませんが、その分、体を張ったプレーが特長だと思います。お手本のような守り方で、精度の高いセービングで安心感があります。チーム愛も強くて、後方からチームを引っ張ってくれる選手なので選びました。京都サンガF.C.にいた時もサポーターの方々からすごく愛されていた存在でした」

■DF:丸橋祐介(セレッソ大阪/29歳/178cm・73kg/プロ12年目)

「サイドを駆け上がるだけではなくて、パスをつないで周りの選手と連動しながらボールを前に運べるので、攻撃の起点になれる選手です。やっぱり、特徴は正確な左足のキック。DFですけど決定力がありますよね。一昨年のV・ファーレン長崎戦(2018年5月のJ1第13節)の超弾丸FKはとても感動したので、皆さんにもぜひ見てもらいたいです」

■DF:星キョーワァン(横浜FC/23歳/184cm・80kg/プロ1年目)

「背が高く体格にも恵まれていて、空中戦や1対1のデュエルで大活躍するタイプのセンターバックだと思います。駒澤大出身のルーキーですが、J1に昇格した横浜FCにどのような影響をもたらすのかとても興味深いです」

■DF:大粼玲央(ヴィッセル神戸/28歳/187cm・82kg/プロ7年目)

「ご両親とアメリカで生活していた経験があって、プロになったのもアメリカ(NASL/北米サッカーリーグ)なので、ヴィッセル神戸でも外国籍選手と日本人選手の橋渡し的な存在になっています。プレーで言えば、対人守備はもちろん、攻撃の流れを作るビルドアップ能力にも長けていて頼りになるセンターバックだと思います」

■DF:山根視来(川崎フロンターレ/26歳/178cm・72kg/プロ5年目)

「昨シーズンまで湘南ベルマーレでプレーしていたこともあって、とにかく走力と持久力が凄いです。1対1に強くて、見る人がワクワクするドリブルを見せてくれるので、どんどんボールを前線に運んで攻撃参加してほしい思いを込めて選びました」

中盤はひし形で、アンカーに田中、トップ下にベルギーから復帰の天野を配置

■MF:田中 碧(川崎フロンターレ/21歳/177cm・69kg/プロ4年目)

「昨シーズンにブレイクして、次世代トップクラスのボランチと期待が懸かる選手です。ボール奪取力が高いうえに、スペースが空いているとか、相手が前に出てきたとか、細かい変化を察知してカバーする能力に長けています。攻撃面においてもパワーと素早さを備えていて安定感が抜群なので、若いのにすでに完成されている印象を受けます。フロンターレを代表する選手になっていくと思います」

■MF:鈴木冬一(湘南ベルマーレ/20歳/165cm・61kg/プロ2年目)

「サイド、ボランチと複数のポジションを器用にこなす万能プレーヤーで、キレのあるドリブル、持久力、圧倒的なメンタルの強さがあって、すごく頼もしいです。サッカーを楽しんでいる雰囲気がプレーからも伝わってきます。そういう選手を見るとこちらも楽しくなるので、皆さんにもぜひ見て頂きたいです」

■MF:坂元達裕(セレッソ大阪/23歳/170cm・63kg/プロ2年目)(写真中央)

「私の中で、長谷川竜也選手と並んで“二大ドリブラー”です。相手DFも思わず騙されてしまうくらい、鋭い角度で切り返すフェイントが魅力で、どんどんゴールに向かう姿は見ていてワクワクします。しかも、守備をしっかりとして献身性も高いので、文句のつけどころがありません」

■MF:天野 純(横浜F・マリノス/29歳/175cm・67kg/プロ7年目)

「ベルギーに行く前は、自分を押し殺してもチームのために貢献する印象がありました。私の願望として、天野選手の個性である技術を生かした足技、相手のペースを乱すような緩急をつけた動きで、決定的な仕事に期待したいです。中村俊輔選手(現・横浜FC)の後継者とも言われるほどのテクニックを持っていますし、FKもドリブルも上手いので、期待値がとても高いと思います」

2トップは今を時めく”ドリブラー”長谷川と、2年連続で得点王に輝いているレオナルド

■FW:長谷川竜也(川崎フロンターレ/26歳/164cm・60kg/プロ5年目)

「ボールを預けたらドリブルで相手DFを抜いてくれるのはもちろん、ゴールも決めてくれます。FWとして頼もしいと言いますか、攻撃の中心になっている選手です。私は普段あまり『絶対』という言葉は使わないんですが、限りなく100%に近いくらい1対1に勝っている印象です。まさに今年イチ推しです!」

■FW:レオナルド(浦和レッズ/23歳/180cm・70kg/プロ4年目)

「2018年にJ3、2019年にはJ2で得点王になっていて、特にペナルティーエリア内でのシュート力は天下一品です。フィジカルが強くて当たり負けしないし、本当に止められません。視野も広いので、攻撃の選択肢を増やしてくれます。チーム全体の決定力を上げるうえで欠かせない選手だと思います」

[PROFILE]
影山優佳(かげやま・ゆうか)/2001年5月8日生まれ、東京都出身。日向坂46一期生。16年5月、欅坂46に続いて結成された「けやき坂46」(通称ひらがなけやき)の一期生オーディションに合格。18年8月、学業に専念するため活動休止。20年5月26日に活動再開を発表した。かつて男子に交じって地元サッカークラブに所属し、サイドやボランチでプレー。サッカー4級審判員の資格も持ち、戦術にも精通する。自身の公式ブログでJリーグ全56クラブを紹介する「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」が好評連載中。

(続・コンテンツ予定)
第3回:「WE LOVE Jリーグ」がJ3にもたらす”新たな風”
第4回:ドルトムントの怪物ハーランド&サンチョの魅力
第5回:”思い出のあの選手”ミキッチへ贈る言葉
第6回:日向坂46”サッカー選抜”(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)